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2023年2月4日(土) 21:37

モーターのせいではない

 左がタイガー1で、右がストームタイガーのパワーパック。

 パワーパックを分解し、ギアの状態を確認する。
 いずれも、歯が欠けているなどの不良は無し。

 タイガー1は新しいだけあって、左右ファイナルギヤ間のスペーサーが真鍮で新造してある。オリジナルのバトルタンクは左右のファイナルギヤがクラッチで結合していて、旋回時はクラッチを滑らせてカチカチと音が出る。これは、左右モーターの出力差で直進できなくなるのを避ける仕組みである。
 改造版はクラッチを取り除いているので、スムーズな緩旋回ができる。その代わり、今みたいに左右モーターに回転差があると直進できなくなる。

 ギヤを外した負荷無し状態で、左右の回転差を確認する。

 これでもやはり、右モーターの回転が悪い。特に、バック側の動きが悪い。

 モーターを切断し、ストームタイガーから外したモーターを取り付けてみる。

 これで回転を確認しても、やはり右だけ動きが悪い。
 念のため、左右のモーターを入れ替えてみたが、右だけ動きが悪い。
 かくして原因はモーターではなく、ドライバー側と判明してしまった。左右でモーターの回転が異なり、前後でも回転が異なる。これは、Hブリッジを形成するFETの一部が劣化したのだと考えると、辻褄が合う。

 モーター交換ではなく、ドライバーを作り直さねば修理できない。しかも、このドライバーに欠陥がある可能性は高いので、同じものを新造しても駄目だ。

written by higashino [バトルタンク改造Tiger1] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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