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2006年7月9日(日) 18:28

パルスで遊ぼう

 手を出すつもりが無かったパルスレーザーだが、扱うことにした。
 CWが予想外に難しくて疲れ気味なことと、実用したい気になっているからだ。

 CWのグリーンは純粋に光の輝きを愛でるのには良いが、実用性は低い。何かの役に立てるものではない。役に立てようとするとパルスの方がいい。
 レーザー砲で一番困っているのはもちろん共振だが、それ以前に一番困ったのがリフレクターの製作だった。金箔を石英管に蒸着させられれば面白かったのだが、CWとしては強力な赤外線30ワットを集光しても、金箔には何の変化も無かった。金属を蒸発させようとすれば、パルスレーザーを使わねば苦しい。
 CWでもキロワット単位になれば行けるが、余りに大がかりになってしまう。

 その点、パルスレーザーならキロワット級は簡単に実現出来る。
 実益を兼ねた趣味として、パルスにも手を出そう。そう考えたのだ。ところが自分は高電圧系はシロウトである。思い切りシロウトである。何しろフラッシュランプの発光回路さえ知らない。もちろんネットで調べれば簡単に情報は手に入るが、これからじっくり各方面の情報を集めてやってみよう、とそんな段階なのである。

 レーザー砲と同様に、目指すのは中規模システムだ。全備重量が数キロからせいぜい10キロ以内で個人が徒歩で持ち運べるバッテリー駆動の品である。
 レーザーポインターに毛の生えたような、小さいけど非力なものは面白くない。だけど、電子レンジのパーツを発電機で動かすようなクルマ無しでは移動不能の大袈裟なものも面白くない。

 キーパーツとなるコンデンサーは、写真のレベルである。
 左側はフラッシュランプ励起YAG向きの電解コンデンサー。耐圧400Vサージ450Vの極めてありふれたスペックで、容量6800μF。544ジュールはコイルガンやレールガンには1つでは非力だが、発光部数センチのキセノンフラッシュを発光させるには手頃である。

 右側はワット重視のオイルコンデンサー。容量0.5μFしかないが耐圧6000Vを誇る。実はコレ、写真の趣味でそのままフラシュたくのに使えないか?と目論んでいる。通常のカメラのフラシュに比べて発光時間を短くできるため、高速度撮影で面白い絵が撮れるかも!と皮算用している。何しろ9ジュールしかないので、幾らピークパワーがあってもレーザー等で使うのは面白くない。
 1967年製との恐ろしい記述があるので、もしかするとPCBを使用した危険物かもしれない(汗)

 高電圧系はノウハウが皆無なので、とんでもない壁が一杯ありそうだ。パルスに関しては他のサイトの方がずっと凄いこと狙ってるので、正直ここは余り面白くないと思う。
 オイルコンデンサーの方は使い捨てカメラを流用し昇圧しても使えそうである。しかし、電解コンデンサーは充電に時間が掛かり過ぎると思われる。まずは直流400ボルトを作らねばならない。直流12ボルトあたりから作れれば便利である。室内ではATX電源から取れるし屋外ではラジコンバッテリーを2本直列にして使える。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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