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2006年7月17日(月) 19:23
使い捨てカメラの回路は便利だが、電源が乾電池1本で1.5Vしかないのが使いにくい。常にアルカリ電池を使うのでは燃費が悪いし、ACで使う場合も1.5V出力のアダプターはマイナーだ。そこで、FDKコンバーターの出番。
電圧調整用の半固定抵抗10KΩの方がDCコンバーター基板よりでかい (^_^;)
単純にACアダプターを使う場合と異なり、1.5〜2.1Vまで自由に調整可能。ここでは取りあえず1.55Vにしておく。
電源は7.2VラジコンバッテリーでもATXの12Vでも大丈夫。室内での実験は直流12Vの使用を前提にしている。
フラッシュ基板は裏面の充電開始スイッチをハンダ付けしてON固定にしておく。フラッシュ発光スイッチには交流250V用の物理スイッチをセット。
問題はキセノンフラッシュ管。使い捨てカメラは限られた空間にぎっしり詰め込んである。フラッシュもコンデンサーにくっつくように配置されている。これではフラッシュ管の配置に大変な制約となる。
そこで、少し配線を引き回してみる。これで発光しないようでは使い物にならない。
怖いのはフラッシュトリガーの高電圧。オリジナルは何と、トリガー端子がフラッシュ管に接続されていなかった。+側の金属端子付近まで引っ張って放置。要するに、残り1ミリ程度の空間は空中放電でOKよ、と。
フラッシュ管の位置を動かすと、この高電圧も引っ張り回さねばならない。一応PETパイプを通して絶縁したものの、トリガートランス付近が非常に不安である。
使い捨てカメラの基板を2つ使用し、メインコンデンサー充電用とトリガーパルス発生用に役割分担するべきだろう。そして、トリガー回路はフラッシュ管の近くに配置する。これならば、メイン充電回路だけを大容量のものに交換することも容易となる。
無事発光! までに一悶着あった。
まずは昨日製作した安全放電器。それをコンデンサーに接続した状態では充電が始まらないのだ。もちろん放電スイッチは切ってある。仕方なく、+側だけ接続しておき、放電時にちょっと怖いけどGND側をセットしてから放電することになった。
接続にICクリップを使うことで、使い勝手を向上させた。
充電完了時のメインコンデンサーは320V強になっていた。乾電池ではなく強力なFDKコンバーターがしっかりと電源電圧をキープしているので、一般ケースより若干電圧が上がっていそうだ。
安全放電器で放電に要する時間はほぼジャスト1秒間。これで5〜6V程度まで下がる。蓄積エネルギーは3000分の1に減少する。
それから、危惧していた通りトリガー電圧が不足気味っぽい。もしかするとトリガーコンデンサーの容量が足りないのかもしれないが・・・オリジナルに比べるとフラッシュ管の放電長が3倍になっているため、必要な電圧も上がっているはずだ。
発光スイッチを何度か押し直さないと発光してくれない。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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