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2006年7月21日(金) 17:41

不発弾

 使い捨てカメラ基板を流用して完成したフラッシュ駆動回路をSSY−1に接続し、お手軽発光実験開始!と予想していた?
 もちろん本人さえ予想していた。だが、何も起きなかった。

 トリガーパルスを与えても、SSY−1内蔵のフラッシュは発光しなかったのである。何度繰り返しても駄目。取り外したトリガー基板を試すと、ちゃんと火花が飛ぶ。内蔵フラッシュが破壊されているのでなければ、トリガー電圧が不足しているようだ。小沢電気のフラッシュよりむしろフラッシュギャップは短いのに・・・
 予想通りにコトが進むのであれば、段階を経ずに一気に「動くはずの完成機」を作ってしまえば良い。一般的に、予想外の事態が多発するものだからこそ、研究開発は段階を経ねばならない。

 共立モジュールの直接ドライブや超高出力LDアレイのドライブで、自分は定電圧電源+電流制限抵抗という極めて安直かつ原始的な手法を使っている。しかしこれも最初から始めたのではない。もっと「まとも」な方法多数も使用して試作品を作りまくり、想定外の事態にぶつかりまくった末に辿り着いた結論だ。
 製作が容易で安上がりでしかも信頼性充分。直接ドライブの黒共立モジュール・改は壊れることなく今も元気に50ミリワットオーバーで輝いている。55アンペアも喰らうLDアレイまでもが同じ手法で駆動可能。
 当時はブログやってなかったから、死屍累々の経過は書かずに結論だけをネットで公開した。しかし裏では数ヶ月の間、失敗を繰り返し続けた。

 頭の中で完成品を作り上げるのと、現実にそれを実体化させるのは全く別の話である。
 簡単に作れそうに感じるものであっても、動く実物を作った後でなければ確かなことを言えない。
 これによって、多数の課題が一気に表面化した。

 実験に使用したのは、314V充電時に10ジュールとなる写真用コンデンサー1個である。スイッチを入れると、充電が異様に遅い。トリガートランスを除去した時と同じ位、メイン充電に時間が掛かっている。

 左上の赤い物体は単に転がしてあるだけだが、SSY−1オリジナルのトリガートランスだ。SSY−1純正の電源回路は今回入手していないが、送り主がサービスで高圧トランスだけ付けて来た。1万ボルトとの表示がある。
 使い捨てカメラの基板と比較すると、圧倒的な存在感。基板上のトリガートランスはいかにも非力に映る。

 まずいことにトリガー基板はエポキシで固めてしまったので、パーツ交換出来ない。コンデンサーやFETなどのパーツの位置がズレてショートするのが怖かったので、動かないようにしたのだ。

1)トリガーパルス発生

・使い捨てカメラ基板のトリガートランスを巻き直し、一次コイルの巻き数を減らす。
 これで発生電圧を上げられるかもしれないが一次側電圧が変わらないなら効果が出ないかもしれない。
・電源電圧を1.55Vから更に上げる。
 しかしパーツは1.5V前提で作られているし、使い捨てカメラは電池がビルトインされている。つまりその電池を前提に設計され、しかもギリギリの低コスト設計だ。電圧を上げる余力は2割とないだろう。出力電圧がたかが2割上がっただけでSSY−1が発光するかどうか極めて分の悪い賭けである。
・トリガートランスをSSY−1純正に交換。しかし純正とは言え一次側電圧や巻数比などのスペックは不明。動く保証は無いし例え動いても今後の問題が生じる。トリガー回路は今回1個作って終わりではない。幾つか作る必要がある訳で、1個しか手持ちがない特殊なパーツで動かせても本質的な解決にならない。

2)コンデンサー充電

・メインコンデンサーに接続されている付加回路次第で充電がスムーズに行かなくなる。やはり使い捨てカメラの非力な充電回路では不安大だ。もっとまっとうな充電回路を早めに作るべきかもしれない。

 いずれの回路もバッテリー動作可能かつ小型なことが大前提である (室内ではATXの12V直流電源)。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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