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2006年7月30日(日) 21:04
新しい基板を中央にセットし、実験開始。
画面外左にPICがある。赤黒の配線が続いている。スイッチの黄色いコードも見えている。
100kΩの調整半固定は上部に移動。
PIC接続のCHARGEスタートスイッチがOFFであることを確認し、ATX電源を入れるとPICの緑LEDが点灯。ドキドキしながらCHARGEスタートスイッチをONにする。その瞬間、チャージDONEを示す赤LEDが点灯した。
やったのか?
しかし、青いセラコンの電圧を測ると、全くチャージされていない (;_;)
コンデンサーを逆に接続し直して試すが、全く同じ。CHAGEスタート指令を発した瞬間にDONEが返って来て、実際には充電されていない。
LT3750は、「どんな容量のコンデンサーでも充電可能」と謳っている。しかしさすがに0.01μFは小さ過ぎて正常に充電出来ないのかもしれない。そこで、使い捨てカメラの電解コンデンサーを投入する。
トランスのスペックが完全不明である。万一のことがあった場合に、5ジュール程度しか蓄積出来ないコイツなら被害を少なく抑えられるだろう。念のため両方ともダイオードを接続し、逆接続に備える。
基板が狙い通りに動いても充電ペースは毎秒30ジュールに達しない。5ジュールを充電するには肉眼で確認可能なタイムラグがあるはずだ。だが、やはり充電指令を送ると瞬時に完了信号が来た。電流計の針もピクリとも動かないので、やっはり充電されていない。
ところが、コンデンサーの電圧を測ると9Vほどある。
例の放電器で電荷を放出し、再度実験。ところが、その後は何度試しても電圧はゼロにしかならない。9Vが再現されない。ヤバい。最初から9V貯まってやがったのか!?油断した・・・
これまたコンデンサーを逆に接続し直して再度チャージ。やはり一瞬で完了。電圧を測ると42Vもある。放電器のLEDがさっきより明るく輝く。しかしこれまた再現されない。2回目以降は電圧ゼロのままだ。ハンダ付けする時にハンダゴテから漏電してコンデンサーにチャージされたりするのだろうか?
充電指令を送らずに放置しておくと、コンデンサーの電圧が勝手に上昇して行くことを発見。
だが、ずっと放置していても6〜7Vよりは上がらない。
あれこれ謎な現象が起きているものの、1つだけ変わらない点がある。充電指令を送ると一瞬で完了信号が返って来ることだ。充電指令をOFFに戻せば完了信号も消える。まさか・・・
LT3750が充電指令を受け取るピンと、完了信号を送り出すピンは隣接している。ショートしてるのでは?
もしそうなら、テスターで容易にチェック可能だ。だが、ここまで考えてチェックは不要だと気付く。充電指令はCHARGEピンをLからHにすることで発する。完了信号はDONEピンがLになることだ。
つまり、CHARGEピンをHにした瞬間にDONEピンはLになり、CHARGEピンをLに戻すとDONEピンはHになっている。ショートはあり得ない。
前回に比べると事態は遙かにマシである。LT3750が一応生きていないとこんな現象は発生しない。
怪しい現象の数々も、正常動作へのヒントを含んでいるかもしれない。まずは、LT3750のスペックシートを読み直してみよう。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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