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2006年8月19日(土) 17:13

隠れ仕様?

 先に、比較器の残り3つを解析しておこう。
 KA3525Aの16番ピンは5V基準電位として使える。つまり、3つの比較器はいずれも+側が5V固定である。インバーター動作中にテスターで確認してある。

 下段と中段はバッテリー電圧12Vを分圧して比較している。電圧がある程度下がると、下段がブザーを鳴らす。自分はてっきり過電流時に鳴るモノだとばかり思い込んでいたが、実はローバッテリー警告だったのである。コンデンサー充電による過負荷でバッテリーが電圧降下を起こすとブザーが鳴る。もっとも、現在の実験はATXの12V電源使っているのだが・・・

 電圧が更に下がれば中段が反応し、U1の1番ピンにヤバいぞ〜トランス駆動FETのON期間を短縮しろ〜!と指令を送る訳だ。

 上段は良く分からないのだが、恐らく方形波交流出力の電圧ゼロ期間を作るための回路だと思われる。一見するとVR1で出力電圧を調整出来るかも!と期待してしまうが、出力ピーク電圧には全くの無関係だと確認済みだ。いずれにしろU3しか絡んでいないので本題ではない。

 さて、出力電圧アップ改造だが、昨日の回路図を再掲する。
 KA3525Aの1番ピンが焦点だが、比較対象は2番ピンである。上図のようにU1の2番ピンは基準電位5V固定である。つまり、U1の1番ピンが5Vになるよう調整される。これも、インバーター動作中にテスターで確認してある。分圧抵抗の値からすると出力電圧は160V前後になるはずだ。しかし実際は125Vにしかならない。なぜ値がそれほど食い違っているのか?
 そもそも160Vは本来の目的からすると明らかに過電圧。どうして分圧抵抗の値がこうなっているのか?
 謎が深まる。

 ひょっとすると、この分圧抵抗は単なるリミッターかもしれない。何かのハズミでも出力電圧が160Vを越えないための・・・

 インバーター動作中にテスターで電圧を調べると、U1−1は確かに5Vだ。それなのに出力は125V。分圧抵抗の規則に当てはまらない。なぜだ?KA3525Aには妙な振る舞いが多い。データシートは一応あるが余り詳しくなくて、隠れ仕様が分からない。
 ともかくR26を半固定に交換するが、出力電圧は殆ど変わらない。ムカついて半固定を除去。これで、U1−1はGNDにプルダウンされるので、電源電圧の低下や過電流にならない限り出力電圧は上がりまくるはず。しかし誤差の範囲内としか思えない変化しかない。抵抗を元に戻し、まさか関係しないだろうと思いつつD7と上図のD11を切断。これで、U1−1に影響するのは分圧抵抗だけとなる。やはり出力電圧は僅かしか変化しない。分圧抵抗が理屈通りの働きをしていない。

 だが、最後にR24を切断してU1−1を出力電圧にプルアップすると、出力電圧は125V→5Vになった。一応U1−1も仕事する気はあるようだ。こうなったら、出力電圧も比較器を通してからU1−1に接続したらどうだ?
 ついでに、出力周波数も50Hzや60Hzではなくトランスのままの高周波の方が望ましい。トランス出力直後のピーク電圧もちゃんと上下することは確認した。となればHブリッジ系全部いらね〜よ!
 Hブリッジ系を除去すれば出力電流制限が出来なくなる。しかし、これまでの振る舞いから過電流保護は実際問題として電源電圧低下警告で代用出来そうだ。トランス駆動用FETも容量が50Aとたっぷりマージンがある。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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