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2006年8月23日(水) 17:11
電池に通電するのだから、ダイオード入れておくべきだろう。気付いたものの、そんなことでLD電源は動いてくれない。
ようやく思い出した。LD電源はスイッチ入れただけでは駄目で、スタートボタンを押して警告ブザー5回の後でようやく通電するんだった!
久しく使っていないせいで、肝心のことをすっかり忘れていた(汗)
ラジコンバッテリー2本が無事に30分でチャージ完了。ただし、1時間位は冷えるのを待たねばならない。
旧式充電器は2400mAhをフル充電出来ないだけでなく、充電器本体の加熱でしばしば充電が途中ストップし閉口したものだ。2本続けての充電は出来ない。充電器が冷えるのをじっと待たねばならない。
LD電源なら片手間パワーでやってのける★
こうしてラジコンバッテリー2本に換装し、秋月インバーター改を動作させる。放電能力では無敵のニッカドである。15〜20Aの連続放電は何でもないし、短時間なら200A放電さえ可能なシロモノだ。ラジコンバッテリーを甘くみちゃいけない。携帯用ハイパワーレーザーの電源に最適である。
ところが、ジージジーとまるで漏放電してるかのような異音がトランス付近から鳴り続け、FETがちっとも熱くならない。電圧は僅かずつ上昇するものの、意地で12〜13分放置してようやく80Vを越えた程度。20ジュールしかチャージされてないぞ?
一体どうなってんだ?
ATX電源は、こんな程度でシャットダウンしたのか?
それにしても、トランス?の異音が気になる。壊れたのか?
0.1μFのフィルムコンデンサーではなく200μFの電解を使ったコッククロフトをチャージしてみる。15ジュール程度は貯まるはずなので、20ジュール蓄積に12〜13分も掛かる状況ならすぐにはチャージ完了しないはず。
問題なく充電できた。もちろん秒速で。
55Hzの純正標準ではなく数十KHzの交流になっているはず。それでも0.1μFではコンデンサーの容量が足りないのか?
もしコッククロフトのコンデンサー容量が足りないだけなら、この電解コッククロフトに544ジュール巨大電解を取り付ければスムーズに充電されるはず。さあ、どうなる?
秋月インバーターの電源を入れた瞬間、バチッと激しい音&放電火花と共に、20Aのヒューズが飛んだ!
イカれたのはヒューズだけで、巨大コンデンサーには25Vほど貯まっていた。
恐らく、ATX電源はヒューズを溶かすことがない超短時間の過電流にも反応するように作られているのだろう。そして、思った以上にコッククロフトのコンデンサーは容量を要するようだ。
ここまでの実験で、ラジコンバッテリーを使う限りローバッテリーブザーは全く鳴っていない。となると、秋月インバーターに過電流保護回路を追加しなくてはならないようだ。出力側には取り付けられないので、オリジナルとは異なり入力側に取り付けねばならない。それが本来の姿ではあるが・・・オペアンプ自体は4回路のうち2回路が余っているが、電流制限抵抗の物理的な実装方法は少々悩ましい。
素直に考えると、出力電流検出回路を流用して入力電流検出に使うのが良さそうだ。
Hブリッジ関係は取り去るが、幾つかのダイオードや抵抗等はそのまま使える。C9も残して良いが、C7は耐圧16Vなので25Vへ換装せねばならない。
電圧が低く電流の大きな入力側で検出する場合、電流検出抵抗に極めて小さな抵抗値が必要になる。小型で大電流に耐えられる数ミリオームの抵抗・・・あった!
20Aのヒューズである。
ヒューズを電流検出抵抗として使っちまおう★
自作で自分だけで使うなら電力をロスするヒューズを外す選択肢もある。だが、安全のためヒューズを入れるなら、単なる発熱器では勿体ない。
ヒューズはVcc側に入っているが、LM324はVcc近辺の電圧は比較出来ないようだ。トリッキーな手もあるのだが、ここはGND側に移そう。だが、GND側に入れてもLM324はマイナス電位の入力がまたヤバい。そうなると、GNDとトランス駆動FETのソースの間に入れるのがベスト。電流検出を入力側で行う場合、大抵そこに入れるようだ。
そして、LM324の9番ピン(−)をU1−16(5V)→分圧抵抗に接続し、10番ピン(+)のR15の先をFETのソースに接続する。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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