Darkside(https対応しました) |
2006年8月24日(木) 18:12
秋葉原で一番夜遅くまで開いているパーツ屋はどこでしょう?
答えは、若松通商本店。東京メトロの末広町駅の出入り口付近にある。一応8時半までだが少し遅くまでやってる雰囲気だ。
さて、方針が決まったので、実際に秋月インバーターを改造する。
トランス駆動FETのソース側をGNDから切り離すべく、パターンカットする。導通を良くするため2つのFETの中央にGNDジャンパーが飛んでいる・・・赤いコードがトランスの下を潜っているが、それも取り外す。
トランス駆動FETのソース側を、ヒューズを介してGNDに接続させる。
5KΩの半固定を使用。
出力電圧設定用半固定の上に重ねる。R39の端に引っ掛けたジャンパーでU1−16から基準の5Vをいただく。同じくJ8に引っ掛けたジャンパーはGNDとなる。
分圧になる中央の端子は、LM324Nの浮かせた9番ピンに接続。
この時は気付かなかったが、どうもこの半固定はB級のようだ。結果的にはGND近辺の微調整がやり易くビンゴ。
オペアンプの出力となる8番ピンは、コンデンサー等を戻さずU1−1に直接ダイオードで接続。反応速度を上げる。
トランス駆動FETのソース側に、LM324Nの10番ピンを接続。ちょっと距離があるが大丈夫か?
10番ピンとの間には1KΩを入れてある。抵抗と赤いコードの接続部分がパターンとショートしないよう注意。この後ホットボンドでサポートしておく。
半固定をゼロにしておく。オペアンプの9番ピンの電位もGNDレベルになる。
昨日のように巨大コンデンサー充電用の配線を行い、秋月インバーターの電源を入れる。電流計の針は当然だが全く動かない。しかしそれだけでは「壊れている」場合と区別出来ない。
緊張しつつ半固定を回す。ところが、相変わらず電流計の針は全く動かない。そこで、テスターで電圧チェック。オペアンプの9番ピンは0.2V程度になっている。では、トランス駆動FETのソース側は・・・3.8Vですか!?
そりゃ幾ら何でも変だろ。どうしてGNDとの間にヒューズだけ挟まった端子の電位が3.8Vになるんだ?
根本的にどこかおかしい。やっと気付いた。ヒューズが切れている。おかしい、確かに新品と交換したはずだが?
もう1回ヒューズ飛ばしてやっと気付いた。今日の改造を行う前に火花と共に切れたヒューズと異なり、凄く地味にヒューズが溶けていた。余りに瞬間的に切れたので、アナログ電流系の針が振り切れることもなく・・・
巨大コンデンサーには、やっぱり25Vほど溜まっていた。ヒューズが溶けるのに必要な電力量がほぼ一定なんだな。
ヒューズが切れた時にオペアンプの9番ピンは僅か5ミリボルトの電位だった。半固定を少しずつ回す途中でヒューズが溶けるのを見たので、9番ピンの電位に反応しているのは確かだ。結論として、ヒューズの抵抗値は数ミリΩどころかそれより桁違いに小さい!
ヒューズはほとんどロスになっていないのだ。
ネットで幾つかのヒューズの抵抗値を調べただけで、秋月インバーターに使われているヒューズの抵抗値を実際に調べなかったのが裏目に出た。ヒューズと電流計を接続しLD電源で15A位流して電位差を測れば、容易にヒューズの抵抗値は判明した。それは分かっていたが手間を省いてしまったのだ。
やっぱり実験はステップを踏まねばならない。1つ1つ確認しながらだと、日数ばかり経過してなかなか先に進めない。しかし慌てるとこういう罠にハマるんだよな。
ヒューズと直列に10ミリΩ位追加すればOKはなず。取りあえず0.1Ωの12本並列位で・・・
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
Generated by MySketch GE 1.4.1
Remodelling origin is MySketch 2.7.4