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2006年8月26日(土) 19:53

トランス

 株式会社晴恒

 秋葉原ですら数少ない、トランスを扱っている店だ。個人販売もやってくれる。
 だが、トランスを売っているのではない。コア材などを扱っている。配線は自分で手巻きせねばならない。

 50/60Hz用の家庭用電源トランスはどこでも売っている。。しかしインバーター用トランスはどこにも売っていない。晴恒で聞いたところ、インバーター用は客によって求めるスペックがまちまちなので、100%カスタムメイドとなり完成品は置いていない。他を探しても99%無いだろうと言われた。
 普通ならそんなはずあるか、探してやる!となるが自分は納得してしまった。

 レーザー関係のパーツを始め大抵のものは売り手を見つける自信がある自分だが、トランスだけはどうしても買えていないのだ。

 ここまで売り手がいないのはどういう訳だ?と思っていたが案の定インバーター系トランスは完成品が流通していないのだった・・・企業が製品作るならともかく、個人が趣味で作る電源であれば例えばスイッチング周波数30KHzにしか適合しない、なんて言われたらそれに合わせて30KHzで使えば良いだけの話。良く利用されるいくつかのパターンで完成品があると非常に助かるのだが・・・トランス手巻きはとても大変な作業である。
 普通のトランスならまだしも、フライバックトランスは性能を発揮させるための条件が極めてシビアであり、手巻きは絶望的だ。どうやらLT3750が日の目を見ることは無さそう(泣)

 チョッパー型昇圧回路は、スイッチング素子に高電圧が掛かるという致命的欠点がある。このため、電源の性能を上げられない。高耐圧のFETはON抵抗が大きい。12Vとか低い電源からコイルをチャージする時でもこの高いON抵抗を通すことになる。
 低耐圧の高性能FETが使えるトランス使用回路は、トランスの入手が大問題。かくして、市販インバーター改造という話になるのであった。
 一応フライバックではない手巻きトランスは考慮に入れているものの、そのコストや結局は市販インバーターと同じような回路作るんだろ?という疲労感から、なかなかオリジナルトランス製作に踏み切れない。製作する場合でも、秋月インバーター互換で作ってただし出力電圧は高いよ・・・という感じになろう。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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