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2006年9月8日(金) 17:44
電圧モニター用コンデンサーを装着し、544ジュール電解の充電試験。
電圧がどんどん上がり、電流計の針も安定。ところが、すっと電流がゼロになった瞬間また流れ始め、まるでATX電源で動かしてるみたいに針が振動を始めた。
1秒より少し速い周期で、ゼロと2A近辺を行ったり来たり。ラジコンバッテリーでこんな現象見たことない。
仮組段階ではキチンと動いていた出力電圧検出が、なぜ説明不能な挙動を示すようになったんだ?
変わった場所は、FET駆動電源を取る位置くらいだ。本来は1番ピンと8番ピンの電源は、電流検出抵抗を通った後から取るようになっている。しかし明らかに、通る前から取っても大丈夫なはずだしその方が安定した電圧を供給可能。
だからささやかな仕様変更して組んだのだが、まずかったか?
確かに公式のデータシートでも電流検出抵抗の後から取るような回路図になっている。非常に悩ましい。
もしこれを修正することで電圧検出が安定すれば、なぜ違いが生じるのか説明できない。そうなるとそれが仕様です!とブラックボックス扱いせざるを得なくなり気持ち悪い。
頭では「そんな修正しても効果はないはず」と激しく異を唱えたい。しかし自分の頭が正しければ電圧検出は不安定なまま。もし電圧検出が安定化すれば、自分の頭がおかしい。どっちにしろ救われない。だから思い切りブルー。
8番ピンに接続された150Ωのうち1本を切断し、75Ω化してある。
1番ピンと8番ピンのジャンパーを浮かせて別途電流検出抵抗の後にハンダ付けし直す。チョークコイル端子でもある。
一見簡単な作業だが基板に接続している各配線を一度外さないと作業出来ない。いずれも極めて確実にハンダ付けしてあるので容易に付け外し出来ない。
こういう場合の手間は分かっていたが、仮組基板で確実な動作を確認済みだったので大きなトラブルは予想しなかったのだ
(;_;)
コンデンサーの充電は普通に出来るのだが、電圧検出がここまで不安定だと実用にならない。無視して完成させることは出来ない。使い物にならないゴミが出来るだけだ。
いや、実験用に何でもいいから充電してくれ!って用途なら少なくとも使い捨てカメラの基板よりは遙かに役立つか。
これで充電を開始したところ、途中で一気に電流が落ちて電圧が260Vより上がらなくなった。こ、これは・・・単なるバッテリー切れだな。ヤバい12V切っている過放電かもしれない(焦)
LD電源で急速充電し、実験再開。
まずは1μFコンデンサーのみで動かす。当然瞬時に充電が終了し、電流計の針はほぼゼロになる。しかし14Vしか溜まっていない。チェックすると1番ピンと8番ピンをコイル端子にハンダ付けしたはずが浮いている。かなり熱容量が大きい部分なので、うっかり接続不良させ易い。要注意だ。
確実にハンダ付けし直して動かすと、315Vほど溜まっている。これで基本動作はOKだ。
544ジュール電解を接続して稼働。やはりおかしい。バッテリー電圧は16Vもあるのに、300V充電まで24秒も掛かっている。そして、肝心の電圧検出は不安定なままだ。全く現象に変化無し!
変化する訳ないだろうとの予想は当たり、自分の頭が変ではなかったと証明された。しかし問題は全く解決していない!
トランジスターの足が浮いていたのに匹敵するような何か馬鹿やってるに違いない。
だが、それが何なのか見当も付かない (;_;)
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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