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2006年9月13日(水) 17:25
MC34063は別にチョッパー型専用のICではない。
チョークコイルの代わりにトランスを使えば、それでインバーターを作れる。つまり、基本的なチョッパー型でノウハウを溜めれば先の発展性にも期待出来る。現在は直列無し電解コンデンサーの充電に絞っているためコイルで330〜450Vだが、数千ボルトが欲しければバイクのイグニッションコイル等を使えば良いだろう。
コンデンサーは普通に買ってくるだけだし、レーザーヘッドは中古パーツを流用する。今回の製作においては単に組み合わせるだけであり、それらは派手だが表面の派手さに過ぎない。
本当に重要で全体を支えるのは電源。携帯パルスYAGにおいてはしっかりした電源を作ることこそが自作の本質である。CWなら共振>電源なので、事情が違う。
それに、みんな気付いているだろうがこれ携帯コイルガンにそのまま転用出来る。
FET部分をコネクターでユニット化する。
大電流が流れるソースとドレインにはラジコン用のバッテリーコネクター。あちこちで使っているが、このタイプは最も大電流を流せる信頼性の高いものだと定評あり。20Aや30Aで問題が起きるような品じゃないし、絶縁に関しても数千ボルトはともかく500V程度で問題になるとは思えない。
ゲートは小型のコネクター。わざわざ2ピンのを使っているのは信頼性向上のためであり、信号自体は1系統のみ。
これがコネクターの受け側。
写真では見難いがPCマザーボードのジャンパピンみたいなゲート受けが立っている。その隣にはゲートドライブ用トランジスター。
いつも通り、全体のパーツ配置を想像しながらパーツの位置を決めるので製作初期は進行が遅い。
試作と本番でパーツの配置が違うと性能が変わる疑いがあり、それでは試作の意味をなさない。だからこれは限りなく本番のつもりで実装するのだが、このコイルの性能を引き出すための試行錯誤が必要なのでパーツをある程度交換することになり、完全には本番仕様で作れない。
つまり後で別途本番の製作がある訳で、高価なFETを簡単に転用出来るようにしておきたい。また、FETを空中に支える台としてもこのゴツいコネクターは好都合だ。
15A・300μHの巨大コイル300グラムには、2.54ミリピッチの基板に実装出来る足が最初から装備されている。このようなお膳立てが無く2本の足が伸びているだけのコイルは、本体が小さくてもいざ実装となるとかなり困る。もちろん、思い切り小さくて数グラムしかないようなものは別だが。
この場合、市販スイッチング電源の基板で良く見るように、部品面とコイルが垂直になる。部品面がコイルと平行だと影響を強く受けるのかもしれない。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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