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2006年9月17日(日) 14:05

みせじまい

 突然の性能低下に見舞われた一号機二号機。もしかしたら、こいつらもタイミングコンデンサーをグッと大きくすれば大電流が流れるようになるんじゃないか?
 一号機はバラして最強三号機に流用してしまったが、コンパクトな二号機は健在だ。さっそくソケット式にしてコンデンサーをでかくしてみた。ビンゴだった。0.011μFで370ジュールのチャージに22秒弱まで性能を引き出せた。約17ワット。電流制限7.5Aだから、軽量も考えると実用出来ないこともない。よし・・・

 店仕舞いしよう。

 あと1ヶ月もすれば、共振せずに放置されていたレーザー砲を再開出来る気候になるだろう。モノ作りは時間を食う。「もう」1ヶ月しかないとも言える。
 パルスに関しては、SSY−1のQスイッチを外して200ジュールほどブチ込み、小型でお手軽なそこそこの威力の銃として一段落させよう。電源は三号機ではなく17ワットの二号機を使う。性能は劣るが軽量であり、200ジュールなら10〜15秒でチャージ出来るので充分な性能だ。SSY−1の連続耐入力は7ワットなので、チャージが余りに速くても意味が無い。一発目を早く撃つためには、それなりに速くなくてはならないが。

 写真は電動ガン用の小型7セル8.4Vバッテリー2本と並べた二号充電器。これ全部合わせて450グラムしかない。

 ただし誤算があり、LD電源で充電出来ない。充電開始すると急激に電流が流れなくなる。何十アンペア流すように設定しても1Aより遙かに少ない電流しか流れず、数分でほぼゼロアンペアになる。
 もしニッケル水素タイプはLD電源で充電出来ないとすれば大誤算だ。将来ラジコンバッテリーも大容量ニッケル水素タイプを使いたくなるだろうから。

 Qスイッチによるジャイアントパルスは学術的には興味深い。しかし、面白さは余りない。産業的にもマーキングなどどっちかと言えば地味な用途に使われている。金属加工にも使われるが高繰り返しタイプだ。オモチャとしてならジュール稼ぐ方が面白い。
 しかし何よりも最近急にコイルガンに興味を持ったのが決定的。
 

 50ワット近い性能を持つ三号機は・・・そう、コイルガンに使う。こいつなら、携帯システムとしてはかなり大容量となる500〜1000ジュールのコンデンサーでも実用的な時間で充電してのける。しかし電圧は最大450V程度なので、ハイパワーなフラッシュランプを駆動するには電圧が不足気味だ。だが、コイルガンなら相性バッチリ。
 パルスYAGはSSY−1使ってさっさと一時撤退し、レーザー砲と並行してコイルガンに手を出す。

 自分はコイルガンやる気なかったのだが、ふと気付いたのだ。実はコイルガンって、かなりの命中精度を出せる可能性があるのでは?
 コイルガンはパーツの調達が容易なこともあり、製作者が多い。サイリスタが比較的難しいがYAGやDPSSより遙かに調達は容易である。しかし、殆どの製作者はいかにパワーを出すかをメインにしている。そろそろ多段加速による効率追求の動きがあるものの、目的はあくまでパワーだと感じられる。
 そんな中で自分は、命中精度を第一目的としてコイルガンを研究してみたい。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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