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2006年9月23日(土) 15:06

交換

 インダクターを除去して普通のコンデンサーバンクにする。ただし、出力端の1つだけは残してみた。

 これでもなぜかチャージが異様に遅い。巨大電解の370ジュール充電が20秒切るのに、この218ジュールには50秒も掛かった。
 PFN時より遙かに速いが、それでも遅い。充電速度はいろいろな要因で大きく変わるようだ。

 この後レンズをセットして、ともあれ一発発射。
 無事に発射され、発泡スチロールからは前回より長い炎が吹き出したように感じる。

 周囲の焼けた直径3ミリの深い穴が開いた。対戦車砲に仕留められた戦車って風情。
 厚さ1センチの第一壁は軽々と貫通し、4センチの空間を隔てて存在する第二壁もほとんど貫通した。

 2発目はぐっと充電が速くなった。
 チェックすると、発砲直後のコンデンサー残存電圧はほぼ100V。標準よりはやや残っているが、エネルギー的には9割が放出されたことになり、ほぼ200ジュールが注入されている。

 PFNの時もそうだったが、コンデンサーが空の状態からの充電に妙に時間が掛かる。2発目以降は残存エネルギーから計算するより遙かに速く充電が完了する。

 今度は発泡スチロールではなく黒いプラスチックを標的にして3発目を発射。
 いきなり地味になる。僅かな傷が付いただけだった。

 4発目は標的を発泡スチロールに戻し、レンズを通さず直射することに。ところが、トリガーを20回掛けても30回掛けても発砲しない。数分置いて冷やしてから試すが、やっぱり何十回トリガーを掛けても駄目。
 トリガー火花は散っているが、おかしい。これまで不発だった時は、−側で火花が散っていた。それが、+側で散っている。もしかして、過入力でフラッシュ管が爆発したのか?
 しかし、端子の配線をいじってもフラッシュ管が割れた感触は無い。

 一応確認することに。
 SSY−1のフラッシュはネジ式の固定具を外すことで簡単に交換可能だ。

 チャンバー側はフラッシュ管を覆うように透明な管が通っているので、もしフラッシュ管が割れてもYAG棒や楕円ミラーは保護される。

 割れていなかったが、一部がガラス細工のように妙に変形している。
 貫通しているかどうかは分からない。だが、最初からこんな傷物だったとは考え難い。しかし一方で、過入力による破壊ならこんな感じにはならないだろう。

 恐らくフラッシュ管にゴミが付着していて、そのためにガラス壁の一部が溶解したのではなかろうか?
 大ジュールを注入すれば当然、ゴミの影響もでかくなる。

 想定よりあっさりフラッシュ管が死んだのは残念だが、元々消耗品であり交換はどっちみちいずれ避けられない。SSY−1のメリットはモジュールで扱い易いだけでなく、フラッシュ管を容易に交換可能に思えた点にもある。
 小沢電気で普通に買えるフラッシュ管が使えそうに思えたのだ。消耗品を秋葉原で買えるかどうかは、かなりメンテナンス性に影響する。

 以前買った小沢電気フラッシュと並べて見る。
 アーク長は小沢電気フラッシュの方があるのだが、電極はSSY−1の方が遙かに太い。また、長い。レーザー用とカメラ用の違いを感じさせてくれる。

 置換するとなれば、更に1センチ長い小沢電気で入手可能な最も長いフラッシュ管を使った方が合いそうだ。しかし小沢電気休みだよな・・・

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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