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2006年9月29日(金) 17:44
コンパクト・デジカメ用みたいに小さな、鈴商で300円のフラッシュ管。
+端子を何も接続せず、トリガーパルスとGNDだけ接続した。
これなら、トリガーパルスが+端子から漏洩しようがなく、管内を放電するしかないはずだ。+端子にスパークしてもそこから先はGNDに行くしかない。
メインコンデンサーは充電器と切り離し、トリガーコンデンサーしか充電されないようにしておく。
予想通り、正常に管内を雷が走った。トリガーパルス発生部分は正常に動作している。
しかし、トリガーコンデンサーの充電が遅い。1秒2秒では放電せず、3〜4秒充電で僅かにスパーク。10秒越えると放電時にバチっと音が鳴るようになる。
ほぼフルチャージするには15秒以上を要する。コンデンサー容量2μFに対して充電抵抗200KΩは大き過ぎるようだ。
今度は、SSY−1純正フラッシュ管をセット。+端子は他に触れないよう充分な距離を取ってあるため、やはりトリガーパルスから他に漏洩しないようになっている。
トリガーパルス用に配線は出ていない。銅線を巻いてパルスを送り込む。この構造だから、通常のフラッシュ管より高い電圧が必要なのだろう。
もしフラッシュ管に穴かヒビが貫通して放電不能に陥っていれば、それを確認出来る。
15秒チャージしてからサイリスターのスイッチを入れる。綺麗に管内を放電が走った!
純正フラッシュ管は壊れていなかった。案の定、悪いのはダンボール銃側だった。しかし、どこが悪い?
もう一度充電を待ち、スイッチオン。これまた綺麗に長さ3センチ半の雷が発生。だが、この後驚きの現象再現。続いてトリガーを送ると、+極付近だけでバチっと放電音が鳴って管内を走らない。
その後は幾らスイッチを入れても、放電自体が起きなくなってしまった。サイリスタのアノードとカソードをショートさせると、バチっと派手な音と共にトリガーコンデンサーが放電された。つまり、フラッシュ管の部分でうまく放電しなかったのではなく、そもそもサイリスターがスイッチングしてくれなかったのである。
一体どう解釈すれば良いんだ?
2〜3発正常に発砲出来た後で、ちっとも発砲出来なくなった。まさに200J注入でSSY−1が陥った現象そのものだ。その時にSSY−1側が壊れていれば、今回一時復活するはずはない。しかし一方では、300円の小型フラッシュ管は何回でも放電してくれた。SSY−1のフラッシュ管が何かおかしいのかもしれない。
大型(相対的にだが)フラッシュ管が産み出すそれだけ大きなサージで、サイリスターに悪影響を与えているのかもしれない。いろいろな可能性がまだ考えられる。
サイリスターによる一般的なストロボトリガー回路と比較すると、自分が仕立てたものはサイリスターの保護用ダイオードが入っていない。パルス系ではサージ出まくってるようで、保護無しがヤバいのかもしれない。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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