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2007年8月13日(月) 10:18

ゲパルト

 市販品もそうだが、ラジコン戦車には2つの方向性がある。1つはBB弾など実体弾の発射機能を持つこと。もう1つは主砲発射と称して発光したり音が出るなど雰囲気のリアルさを追及すること。前者の代表がマルイのバトルタンク、後者の代表がタミヤのフルオペ。  自分は前者に魅力を感じているのは、言うまでもない。しかし後者にも、安全確保に気を使わずどこでも遊べるという利点があるし、そんな留保無しに魅力的なケースもある。  例えば、対空戦車。有名なゲパルトは毎分550発の対空機関砲を2連装である。毎秒20発に近い。その速度で銃口をフラッシュさせれば、なまじBB弾が出るより迫力満点で面白いのではなかろうか?  口径35ミリなので、35分の1スケールでは僅か1ミリ。16分の1でも2ミリ。見た目は3ミリにしてもそう違和感ないだろうが、エアガンでプラスチック弾撃つのは論外。コイルガンでもコイル内径ぎりぎりのプロジェクタイルを投射するのは難しいので2ミリのスチールボールがせいぜいだろう。  これで地上掃射ならそれなりに迫力があるかもしれないが、残念ながら対空。大して楽しめそうにない。タマが出なくても光と音が派手に出た方が面白くないか?  フルオペでは銃口にフラッシュを仕込んで光らせているが、投入ジュールが小さいため迫力が無い。自前の改造でフラッシュを強化しても、音が出ない。  まてよ?光と音が同時に出て、しかも機銃のような高速連射が可能な装置があるぞ?窒素レーザーやテスラコイルでお馴染みのスパークギャップ!  ゲパルトの銃口にスパークギャップを仕込み、強力なコンデンサー充電器を稼働させる。スパークギャップは通常、高電圧を発生させる手段として使用される。それを、自身が発する光と音を直接の目的として使用するのだ。  手段としてのスパークギャップにおいては、光と音はエネルギーのロスであり少ない方が望ましい。だが、それらを目的とした場合は、逆に派手な方が良い。  そんな逆転のスパークギャップを開発するのは面白そうに思える。ギャップ長すなわちコンデンサー電圧は低い方が良いのか高い方が良いのか?電極の素材は?形状は?消耗度は?  使用バッテリーと車内容積から考えると、35分の1な戦車に積めるコンデンサー充電器は3ワット程度が限界。16分の1なら30ワットというところだろう。一発の放電に使えるジュール数もそれで限定される。  果たして十分な迫力が得られるのか?  やってみなければ、分からない。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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