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2009年12月4日(金) 21:40
単体LD駆動のように特に電圧が低い場合は、定電流駆動で効率を上げるのは難しい。電流制限抵抗にしろ電流検出抵抗にしろ、一定の電位差が必要でありいわば税金としてエネルギーを取られてしまう。 半導体LDは効率が高いものの、動作電圧が低いのは大きなデメリットである。
税金を減らそうと小さな電位差で検出しようすれば、出力電圧の小さな変動で大きな電流変化になってしまう。安定性が犠牲になる。 FDKコンバーターを定電流改造した場合の税金0.7V強ってのは、まあまあ妥当だ。これがLDほどリップルにシビアではないデバイスを駆動するなら、もっと小さな電位差にしたくなるが。
誤差含めいろいろなリスクがあるので、まずは0.15Ωの2並列にしてみる。これで10アンペアより少し少なめに流れるはずだ。
オリジナルから取り外したLD配線。過剰に太くて取り回しが悪いものの、必要な容量の逆電位保護ダイオードが取り付けられているのは便利。 LDと反対側の端子をラジコン用コネクターに付け替える。
LDが無事に発振してもYAGレーザーヘッドが発振するとは限らないことに気付く。 ヘッド内蔵のQスイッチがパッシブなら発振するだろうが、周波数可変タイプなのでパッシブQスイッチではない可能性も高い。そうなると動作に電源を要するはずだ。そもそも RS232C インターフェイスという時点で、内部に処理用のICが載ってるはずで、電源無しに動くICはない。
RS232C の信号線から電源を取っている可能性が大で、一応 RS232C にも何か接続する必要があるだろう。
LD本体はパソコンCPU用の放熱グリスを塗ってアルミ箱にくっつける。ここは簡単にガムテープで固定。 電流計は交流マークが付いているものの、それなりにアテになる。
これで実は定電流制御になってなくて、電源入れた瞬間にLDが即死する可能性もある。しかしこのLDは順方向電圧が不明。定電圧+電流制限抵抗にしたとしても、最初はそれなりのリスクが伴う。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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