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2009年12月14日(月) 21:59

QCWなのか?

 空冷ファンを仮取り付け。

  青いのは振動防止用のシリコンシート。トップの網はゴミ止めフィルターで、ファンガード兼用。アルミの薄いタイプで、この手のものでは最軽量。ともにパソコンショップで手に入る。

 これまでと上下逆になって一番下にLDが張り付いている。最終的には床板を設けて電源等も固定したいが、そうなると長さ10センチでもネジが届かない。
 長いネジはそれ自体の重さも馬鹿に出来ないため、ネジ止めを2カ所に分割すべきと思われる。

 ファンは12V動作だが、フル回転させるほどの発熱は無いので7.2V直結で緩く回している。今は主電源が入るとそのまま回転を開始するため、主電源インジケーター代わりでもある。
 主電源を入れ、その上で DC/DC のスイッチを入れるとYAGレーザーが発振する。入れてないはずの主電源のスイッチが実は入っていたという勘違いを避け、実験の安全性を高めることも考慮している。

 うちの実験では多用される光受光素子601Aだが、DC/DC コンバーターの SENSE 端子周りに取り付けて出力電圧を機械的動作無しに可変化することを狙っている。

 ここでは、単に1KΩを取り付けての電圧変換。
 エネループ6本を直結してあり、光が当たると電流が流れて測定点の電圧が引き下げられる。これをオシロでモニターすることで、高速の光量変化を捉える。
 QCW周波数が20KHzなら、発光間隔は50μ秒。30KHzなら33μ秒。これに対し601Aの反応速度は2〜3μ秒であるから、十分に変動が現れるはず。

 レーザー直射でセンサーが壊れないよう、受光部にテープを貼って拡散させている。また、レーザーヘッドの方には焦点距離数ミリのレンズをセット。焦点を結んだ後は急速に拡散する。
 601Aで5ミリアンペア程度を流すには2ミリワットぐらいの光が必要だ。1064nm での感度は5%しかないので、数十ミリワットを要する。YAGレーザーは2000ミリワットぐらい出ているから、数十分の1が入射すればいい。

 レーザーのスイッチを入れると、一気にGND近辺までプルダウンされた。しっかりとYAGレーザーの光を認識している。もちろんこの状況ではセンサーが壊れることもない。
 だが、肝心のパターンは現れない。オシロの波形はベタに全体がズドンと下がる。波形だけ見てるとCW発振しているとしか思えない。

 ただ、CWならば増幅器の蛍光寿命は影響がない。当面はCWで組み立てて、後日QCWに挑戦するということでも開発に支障はない。CWの方が増幅効率は上がると思われる一方で、SHG変換の効率は下がると思われる。最終的なグリーン出力を最大化する解は、やってみるまで分からない。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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