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2009年12月19日(土) 19:04

光軸高検討

 重要ポイントは、主要パーツを載せるレールの幅をどうするか?
 最も幅が広いのは増幅器であり、真下に伸びる水路が左右のL字アングルに干渉してもいけない。L字アングルは細い方が干渉しないが、剛性が落ち過ぎても困る。
 一方では、L字アングル自体の重量も馬鹿にならない。

 こうして、2本のL字の内幅を70〜75ミリとし、25ミリL字アングル厚さ2ミリを想定。
 保持&調整用△の一辺も上限が決まり、ビームエキスパンダーの太さで下限が決まる。結論として、長さ7センチのSUS金具を買い込んだ。
 正三角形にすると、中心の高さは20.2ミリの計算。これに底辺の厚み2ミリが加わって、22.2ミリとなる。

 6ミリネジ対応なので、3ミリ貫通ネジスペーサーの太さ5.5ミリともいい感じだ。

 増幅器は5ミリネジ対応で、底面からロッド中心までの高さが21ミリぐらいである。

 これを少しでも安定させるようベタ置きすると、ビームエキスパンダーの△より約1ミリ低くなる。この程度は△側で位置を調整すればいいだろう。
 △は正確な正三角形でなくてもいいので、ハンダ付け時に考慮して中心が1ミリぐらい低くなるよう僅かに押し潰された形に作ればいい。

 水路の幅が馬鹿にならない。完全には左右対称ではないため、2本のL字には思った以上の隙間を確保せねばならない。

 タネ火レーザーは床面からの高さ19ミリぐらいから放出される。全体の光軸を高さ21ミリで揃えれば、2ミリの上げ底を要する。もともとも幅が狭いため、内幅70ミリ以上のレールに設置しようとすれば敷物が必要だ。2ミリの落差があるのはむしろ適切。

 これで主要パーツはOKだが、実はLBOユニットが問題。
 タイプに関わらず結晶の向きは微調整必須なので、1インチのミラーマウントに取り付けたい。ところが、ミラーマウントの中心は床から1インチ。25ミリほどの位置になる。すると、4ミリも高くなってしまう。取り付け位置を高くするのは敷物で可能だが、低くはできない。
 LBOユニットはレンズではないから、4ミリ下側に寄せて設置するのは何とか可能だ。何とかするしかない。これだけのために、他のユニットをすべて+4ミリの上げ底にするのはかなり無駄である。

 今回作ろうとしているレーザー銃は、かなり大きく重くなる。だが、コイルガン戦車同様に徹底して軽量小型を追求した末に、それでもこれだけ重くなりましたという流れになるだろう。戦艦大和だって、世界最大だが実際はスペックからすれば徹底して小さく作られていたって話だし。

written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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