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2010年1月15日(金) 21:58
増幅後の信号を変調するのは大変だし、水晶発振器の段階で変調するのは反応速度が遅い。となると、水晶発振の直後に信号を処理するしかない。
AND回路があれば簡単だが、単純な話なのでディスクリートで試作することにした。しかし、高周波回路は扱ったことがないので成算が低い。この回路図は低周波ならちゃんと働くが80MHzに対応出来るかどうかは怪しい。既存回路を参照すると、R2あたりにコイルを使っているが、LやCで共振させるとなれば調整作業が必須だ。
調整などしなくても確実に発振するように、とオシレーターを引っ張り出したのである。直後でLC発振組んで調整が必須になったのでは、何やってるか分からないではないか。
回路は単純なのでさっさと組み立てる。ただしもちろんPICなど接続せず、機械スイッチで5VとGNDに接続を切り替える。
5Vに接続すればD2に常時電流が流れ、OSCがLだろうがHだろうがQ1はONになる。すなわち出力は直流となり、M67743Lは働かない。
GNDに接続すればD2に電流は流れず、Q1がONになるかOFFになるかはOSCの出力に依存する。これでM67743Lにより増幅される。
この手の回路は散々作ったが、80MHzともなればロクなことにならない予感はある
(^_^;)
これでうまく行くなら儲け物だし、うまく行かなくても実際に製作して確認することに意味はあると思う。ナマOSCに代わりに基板を接続し電源を配置。
実際にやってみると、全く動作せず。
レーザーヘッドに出力を接続したが、スイッチの状態に関わらずYAGレーザーは常に放出された。
M67743Lは効率が4割程度なので、動作すると1〜数ワットの発熱がある。土台のアルミ板がはっきり分かるほど暖まる。ところが、この回路では冷たいままだ。
増幅対象となるような高周波がそもそもQ1から発生していないのである。やはりコイルを使わなくては・・・というのが無意味なのは前述した。
という訳で素直にロジックIC使うことにした。最初からやれよ!と言われそうだが速度的に苦しいと思っていたのだ。しかし、実験の失敗を受けてマジメに検索したところ、最近のICは十分に速いと判明。
千石などで50円前後で売っているAC00でも、160MHzまで追随するようだ。自分はHCが最速と思い込んでいたがACの方が速い。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(1)] [TB(0)]
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『スイッチ』
SPDT(SPST)スイッチを使った方が簡単な気がします。
http://www.nxp.com/documents/data_sheet/SA58643.pdf
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