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2010年2月12日(金) 21:00
自前共振器か、このまま増幅器を試すか。決断の重要要素が、SHG変換効率である。
以下は、order レベルでの話をする。すなわち、有効数字1桁ってことです。円と正方形の面積差など誤算の範囲内です。 また、レーザーの強さは平方センチあたりのワット数で表現するのが普通ですが、ここではあえて太陽光線の何倍と表現してみます。論文じゃないし読者は一般人を想定してる訳で。 太陽光線は1平方メートルあたり1キロワットぐらい。つまり、1ミリ四方に1ミリワット。レーザーポインター並。
タネ火YAGは、理論上は0.1ミリ以下に絞れているはずだけど、球面収差とかあるしビーム品質も究極ではない。そこで、0.1〜0.2ミリのスポットになると考えれば、そこに3ワット。0.1ミリ四方に1ワット程度となります。つまり、1ミリ四方なら100ワット。 太陽光線の10万倍の光強度です。
QCW発振させると、平均出力は2割近くダウンする一方で2000分の1の時間軸にエネルギーが押し込められる。そのため、ワット数は1000倍以上になります。 太陽光線の1億倍ぐらいです。
LBO結晶に太陽光線の10万倍の強度の光を撃ち込んだら、どの程度の波長変換効率になるか? 1億倍なら、どうか? これから行うのは、そういう実験ってことです。
調整台のバネとしてOリングを利用する訳だが、数年前のレーザー製作で使ったものを流用しようとしたら劣化してヒビ割れまくっていて役に立たなかった。 そこで仕方なく、高価だがシリコン製のOリングを採用。2つ重ねている。また、ネジは六角レンチを使うタイプでないと作業空間を取れずハマる可能性がある。
正式LBOを内蔵させた結晶オーブンを取り付ける。
完全ではないが光路は密閉される。 集光レンズより手前はオープンだが、これは最終的な組み立て時にパイプをあてがって密閉の予定。 今後のパーツ構成に不確定要素が多過ぎるため、まだ細部を作れない。
written by higashino [パルスレーザー] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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