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2021年2月23日(火) 21:34
たかが昇圧チョッパーの製作が難航しているが、完成させたらステッピングモータードライバーを作り直すことになる。そこで必要なのがドライバーICの TB6600HG だが、実はまだ手に入っていない。
自分が購入に使うサイトは幾つもあるが、すべて入手不能か納期が数ヶ月なのだ。
仕方なく、TB6600HG が組み込まれた中華基板を2つ Amazon で注文したのはもう1ヶ月も前。1月22日に発送のレポートがあり、配送予定は2月4日〜15日となっていた。安いだけに中国から船便でゆったり来るんだろうな・・・ぐらいに考えていたのだが未着である。いわゆる Konozama である。
もしかして自動車やデジカメで最近話題になっている「部品調達の遅れ」に巻き込まれているのか?
ステッピングモーターのドライバーICなんて、いかにもクルマやデジカメで使いそうだ。
尼便に関する限りは単に新型コロナのせいで輸送が滞っているだけかもしれないが、ECサイト軒並み納期20週とか30週ってのはそうだろ。Amazon でも、現在は既に「在庫切れ」である。
流用元プログラムと同じ1ミリボルト単位で計算していたので、桁数がキツくなっていた。今回は精度が必要ないので、0.1ボルト単位の計算にして桁あふれを予防。しかし動作させると、症状は全く同じ。
無負荷だと、DUTYが小さいまま延々と出力電圧が下がる。
計算に使用している変数を詳しく表示させたところ、ロジックは想定通りに動作していると判明。
やはりこういう場合、液晶ディスプレイ無しでデバッグするのは不可能に近い。
だが、足し算が機能していない。
プログラムは単純過ぎて、バグる余地がない。
これは、バグってるのはXC8の多倍長演算としか思えない。
プログラムを少し修正し、ナグりようがない記述にする。
これがバグるようでは、世間でXC8が使い物になっていないはずだ。
動作は期待通りとなり、出力電圧も断然安定。
無負荷でも、設定電圧に追随するようになった。
ちなみに無負荷だと、255分の3ぐらいのDUTYで足りる。
DUTYは255分の215あたりまで上昇したが、キッチリと3アンペア流せている。
出力が増大するほどDUTYも増大していて、DUTYの均衡数値を見れば余力が分かる。
どうやら、当初予定の30Vで3Aというスペックは満たせたと考えて良い。
連続1分ぐらい稼動させると、セメント抵抗はかなり熱くなった。合計100ワット定格なところに90ワットだから、当然である。
FETやコイルもかなり熱くなったが、危険を感じるほどではない。DCコンバーターや三端子レギュレーターも大丈夫。
放熱さえしっかりしていれば、30Vで3Aは実用的。そうでない場合でも、短時間なら大丈夫。実際には、ステッピングモーターに30Vを掛けるつもりだが常時での3Aまでは想定していない。これで、Sタンクに必要な性能は実現できそうだ。
written by higashino [Sタンク 1/16] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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