Darkside(https対応しました)

2022年4月14日(木) 21:19

2つの課題

 課題は、2つある。
 1つは、EOS VR Utility を使わない独自ワークフローを確立すること。その目的は、8K60p のVRコンテンツ作成。
 もう1つは、夜景対応。これはどういうことかと言うと、広大なダイナミックレンジを要求させる夜景動画がうまく撮れるのか、うまく撮るための設定があるのか、それを探ること。肉眼で見た雰囲気を動画で再現するのは、夜景においては非常に難易度が高い。夜景やそれに準じた環境でのVR撮影は行いたいので、事前テストは重要なのだ。

 前者においても EOS VR Utility 自体は参考にしたい。そこで、EOS VR Utility が読める 8K30p の mp4 形式で夜景を撮影してみた。これを EOS VR Utility で処理し、2つの課題を同時に処理しようという皮算用である。
 ところが、これもまた EOS VR Utility で読めなかったのである。

 mp4 で8K撮影するためには、HEVC でなければならない。つまり、8Kもまた無料版では読めないのだ。ことここに至ればもう、EOS VR Utility はハブるしかない。何としてでも独自ワークフローを確立するしかない。それにより、8K60p が可能という圧倒的アドバンテージも得られる。
 ただし、無料で何とかするという話ではない。最低でも、DaVinci Resolve 有料版は必須だ。

 いろいろ誤算もあり、3684×3684 で切り出してみることにする。まずは、実際にやってみる。
 すると、良い感じである。事実上これを画角180度として処理して問題ないようだ。
 ただし、夜景は難しい。どうしてもハイライトとなる照明類が白飛びしがちだ。肉眼の素晴らしさを再確認する。肉眼のダイナミックレンジが14ストップなどと言われるが、そんなことはない。肉眼は、明るい光源であっても色を明確に判別できる素晴らしい能力を持っている。
 夜の街で、信号機の輝きが鮮やかな緑と赤に見えつつ、建物の暗がりまでそれなりに見分けられる。カメラのセンサーでは、なかなかそうならない。明度の差は区別できても、赤く輝く信号と緑に輝く信号を鮮やかな色で表示しつつ暗部の見分けられるような映像は・・・どうすれば得られるのか?

 カラフルなイルミネーションも、カメラを通すと輝きの中心は白飛びし、その周辺のハローに色が付くことで何とか色が区別できるような惨状になり下がるのがオチだ。

 RAW現像しつつカラーブーストでそれなりに仕上げられるが、暗部ノイズも目立つ。撮影時の適正露出を決めるのも難しい。こうなると、Canon LOG-3 ではなくデフォルトでもある BT709 WD の方が実はマシかもしれない。後者なら ISO160 に下げることができるので、その上で編集時に暗部を持ち上げた方が良さそうに思える。

written by higashino [Virtual Reality] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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