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2022年5月10日(火) 22:01

画面左右端の問題

 視線移動を含む被写体を、実際にシャッター速度 1/120 で撮影してみた。結果は、まずまず。妥協点としてアリだと判断できる。現状の撮影機材で、これ以上を望むのは無理だろう。
 さて、それとは別にVR撮影の更なる問題が発覚した。

 近距離で左右端に近い物体が、ダブって見えてしまいうまく立体視できない。あるいは、立体視できるが実物と同じ大きさに感じられない。そんな問題が残っていた。正距円筒変換を自前で行っているのが原因か?とも思ったが、そうではないことに気づいた。

 まずは、現実世界における立体視。側面の物体を見る場合、頭をそちらに向けることで正面と同じように立体視できる。だが、これが仮想現実では異なる。なぜなら、正面を向いた魚眼レンズ2つで撮影した映像だから。その場合、側面の物体は物理的には、頭を正面に向けたまま眼球だけ横向けて見ているのと同じになる。

 すると、現実世界に比べて側面の物体の視差が小さくなる。視差が小さければ、実際より遠くになるように立体視されてしまう。見た目の大きさは同じなので、遠くに感じるというのは実際より大きく感じるという意味でもある。
 更に、左右の目からの距離が異なるため、見た目の大きさも左右で異なる。これでは、左右の映像が重なってくれない。結果として、どう頑張ってもダブって見えてしまい、うまく立体視できない。

 VR撮影する場合は、近距離の物体が左右端に来るのを避けるべきだ、ということになる。また、避けたとしても実際より遠くそして大きく見えることは避けられない。これは、魚眼レンズ2つで済ませてしまう簡略ハードとのトレードオフだ。

 ほんと、VR撮影は通常の撮影に比べ、多くのノウハウを必要とする。また、撮影に適さない被写体も多い。通常のレンズに交換することで通常の動画撮影に切り替えできる EOS R5C は、VR専用機材に比べてその部分にアドバンテージがある。

written by higashino [Virtual Reality] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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