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2022年6月14日(火) 21:57
激ブレしたフレームが出現した場合、基準フレームを更新するようにしてみる。
三脚に据えたような固定アングルが本来欲しい映像である場合、基準フレームを先頭フレーム固定にしておく。
新たなフレームはすべてこの基準フレームと画像比較し、変化量を推測する。基準フレームからの変化量があるていど大きくなると、基準フレームを更新する。これを、直前フレームからの変化量が1ピクセルを超えた場合にも更新するように変えてみたのだ。
基準フレームを更新すると、推定座標の誤差が積み重なる。
新たな基準フレームの(先頭フレームからの)相対座標は、推測値だからである。先頭フレームの相対座標は推測値ではなく0であって、これには推測値が含まれない。基準フレームを更新すればするほど、推測値に推測値が重なって誤差が増える。
よって、基準フレームはできるだけ更新しないのが望ましいが、一方で現在フレームとの乖離が大きくなると、推測そのものの精度が落ちる。基準フレームをどのタイミングで更新するか?というのは、性能を大きく左右する重要な問題だ。
激ブレしたフレームで基準フレームを更新することは、激ブレの予防にかなりの効果があった。
つまり謎の激ブレとは、基準フレームからの変化が大きくなり過ぎて推測ミスが発生した結果だと思われる。たぶん2番め以降の推測値の方が正しいのだろう。
ただし、激ブレのすべてを防げた訳ではない。そこで、一致度が0.6以下になった場合にも更新することにしてみる。
一致度の低下で基準フレームを更新するのは理にかなっているように感じるが、2軸手ぶれ補正では逆効果だった。すなわち、基準フレームの更新回数が増えて推測誤差が蓄積されるデメリットの方が上回ったのだ。しかしその時に使用したのは完全手持ちではなく、一脚を使用した映像だった。それに、今回は回転も考慮した3軸補正である。
これが成功で、ほぼ完全にブレを抑え込めた。
最終座標はこれまでの手ぶれ補正と1ピクセル未満の差しか生じておらず、それでいて途中で激ブレは発生しなくなった。ブレ検出こそ3軸だが、補正後映像を作る際は2軸のみ利用で充分に使える。
回転ブレも多いクリップが他にあるので、補正後映像も3軸フル活用するのはそれで試してみよう。
手ぶれが小さいかパターンにハマっていて修正し易い場合は、一致度を無視。そうではない一般的な手ぶれの場合は、一致度を考慮。それが良いのかもしれない。
いずれにしろ映像解析による後処理の手ぶれ補正は、フルオートでお任せできるような便利なものではないだろう。補正結果を確認しつつ映像に応じて職人芸な修正を行い、臨機応変に手ぶれ推測法を調整して仕上げることになりそうだ。
written by higashino [Virtual Reality] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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