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2022年6月20日(月) 21:23
OpenCV で GPU を使う魅力は強烈なので諦め切れず、Python 仮想環境にインストールしてみることにした。すべての環境において OpenCV で GPU を使いたかったので仮想環境は使わなかったが、仮想環境に入れればインストール失敗しても通常環境では OpenCV が使える(GPU 非対応だが)。
失敗時に再インストールしなくて済むのはメリットだ。
しかし仮想環境に入れようとしても、全く同じエラーにより GPU 対応版 OpenCV は動かなかった。
頑として、このエラーは消えない。そればかりか、通常環境の OpenCV まで同じエラーが出るようになって動かない。
そこで Windows において、手早く Python + OpenCV の環境(GPU使わない)を復活させる手順をまとめておく。慣れれば5分で復活できるので、インストールが失敗して OpenCV が動かなくなっても、すぐ動く状態に戻せる。そうなると、GPU対応 OpenCV のビルドにもダメ元で挑戦し易くなる。
ひとまず断念するが、仮に将来これまで試したのと別パターンの方法が引っ掛かれば、試してみたい。何と言っても、OpenCV が GPU を使わないのは酷過ぎる。それでも静止画 VR180 3D のステッチぐらいであれば軽いので、10年前のパソコンでも快適に動作する。これはこれで、かなり重宝する。
基本手順は、金子邦彦研究室のサイトに従う。
1)コントロールパネル→プログラムの機能、から Python をアンインストール。
2)Python ディレクトリを削除。
3)Windows installer (64-bit) にて Python をインストール。
4)numpy あたりまで関連パッケージをインストール。
仕上げに、OpenCV を入れ直す。
5)Python 用 opencv-python のインストール(これだけ)。
GPU 対応版 OpenCV をインストールしようとすれば、仮にエラーが出ずすんなり終わる場合でさえ、数多くの手順を経た上で何時間もコンパイルすることになる。
それに対し GPU 非対応の OpenCV は、
python -m pip install -U opencv-python
と、たった1行打ち込むだけで全てが完了するのだ!
使える GPU があればそれを使い、無ければ GPU を使わない。そんな OpenCV が公開されていて1行打ち込めばインストールが終わる世界線に生きていたかった・・・
何日も時間を溶かして、得た物は何も無かった。
written by higashino [Virtual Reality] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]
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